心地よい風が感じられる秋は、外遊びに出かけるのに最適な季節です。そこで、お散歩を兼ねた子どもの三輪車デビューを考えてみてはいかがでしょうか。三輪車ならゆっくりとしたペースでお散歩できるので、おじいちゃんやおばあちゃんも一緒に楽しめるはずです。
手押し棒が付いた三輪車で遊ぼう
1歳前後は子どもの成長の個人差が大きいので無理は禁物ですが、1歳半を過ぎれば三輪車でのお散歩に挑戦できる時期です。
とはいえ、自分でペダルをこげるようになるのは2歳ぐらいからです。それまでは、足をペダルに乗せて進むベビーカー代わりの乗り物といった感覚ですので、大人のサポートが必要です。
早めの三輪車デビューを考えているのであれば、大人が操作しやすい手押し棒が付いたタイプの三輪車をおすすめします。三輪車を押したり、進行方向を変えたりといった操作が楽にできて便利です。
三輪車の運動効果
小さな子どものほとんどが、歩くよりも三輪車に乗ることを好みます。手押し棒が付いた三輪車であっても、乗っている子どもは自分が運転している感覚で楽しんでいます。きっと三輪車は、自分で何でもやってみたいという、子どもの欲求を満たしてくれるのでしょう。
三輪車は、子どものバランス感覚を養う優れたツールです。ペダルに足を乗せているだけでも、全身のバランス感覚がみがかれ、座った姿勢を保つことは手や足腰の筋力を鍛えることにつながります。
小さな子どもはお散歩に出かけるだけで体力を消耗します。自分で体を支えなければならない三輪車に乗ったともなればなおさらです。三輪車でお散歩をした日は、いつも以上にしっかりと食欲が出て、寝つきがよくなるといった効果も期待できるでしょう。
三輪車の保管場所
三輪車には通常、鍵もスタンドも付いていないため、盗難や事故予防の観点から、外から見えやすい場所や、勾配のある場所での保管は避けるようにしましょう。また、三輪車に多く使われているプラスチックの部品は、直射日光や雨風にさらされるとあっという間に劣化してしまいます。そうなると見た目が悪くなるだけでなく、安全上の懸念もあるため、屋外で長期保管する場合はカバーをかけておくことをおすすめします。三輪車は両側に車輪があるため、それなりのスペースが必要になりますが、可能であれば玄関のような屋内、もしくは三輪車をそのまま入れておける収納庫で保管できると安心です。
三輪車で元気に運動の秋を楽しもう
昔から運動の秋といわれるように、秋はアクティブな活動をするのにぴったりの季節です。心地よい秋風に誘われて、三輪車に乗った子どもと一緒にお散歩に出かけてみませんか? きっと何か新しい発見があるはずです。