コラム

日本と似てる?違う?海外の庭遊び事情

海外の子どもたちは庭でどんな遊びをしているのでしょうか? いろいろな国の庭遊びについてご紹介します。

ロサンゼルスの子どもたちの庭遊び

ロサンゼルス近郊の大きな家に住む子どもたちの定番はプール遊び。プール付きの戸建の家も多く、また一年中比較的温暖な気候のため、年間を通してプール遊びができるのです。水の中で追いかけっこをしたり、浮き輪やビーチボールで遊んだり。プールサイドにはバーベキューセットがある家も多く、大人も子ども集まってホームパーティーをすることもあるようです。

そのほか、コーンスターチを使ったおもしろい遊び方があります。コーンスターチと水を2対1の割合で混ぜ合わせて、泥んこ遊びのようにぬるぬるした感触を楽しんだり、スコップですくってみたりします。うっかり口に入ってしまっても、コーンスターチなので安心です。また、体や服に付いてしまってもすぐに乾いてさらさらになるので、思いっきり遊ぶことができますよ。

フィンランドの子どもの家「レイキモッキ」

フィンランドでよく見られる遊びは、子ども用の小さなおもちゃの家「レイキモッキ」を使ったものです。女の子には父親がかわいいお家を作ってあげます。男の子たちは男らしく自分で小さな隠れ家を作ってしまいます。昔は手作りのものが主流でしたが、最近では専用キットも販売されています。
半畳から1畳ほどの広さの小さなお家は、子どもの遊び場になるだけでなく、お泊り会にも使われるのだとか。子どもたちだけで、小さな自分だけのお家でお友達とお泊りなんて素敵ですね。

イギリスの秋の風物詩、コンカース

イギリスでは「コンカース」とよばれるとちの実をぶつけ合う遊びが有名です。栗に似た実に穴をあけ、紐を通し、紐の片側を結んだものを使用するのです。ヨーロッパでは秋になると街中にあるとちの樹が実を落とし、それを子どもたちは拾いにいきます。

1人がコンカーをぶら下げて実を固定し、もう1人がその実に向かって自分のコンカーをぶつける遊びで、どちらの実が割れるかを競います。できるだけ割れない実を探したり、実を焼いてみたり、勝つための戦略を立てます。攻撃する方とされる方に分かれて、順番に入れ替わりながらゲームを行うなんていかにもマナーを大切にする紳士の国イギリスらしい遊びといえそうです。

ドイツの子どもたちの定番は日本のにらめっことそっくり!?

哀れな黒い猫、という意味の「アーメルシュヴァルツェアカーテル」は、ドイツ版にらめっこのことです。
丸くなって座った子どもたちの真ん中で、猫役の子どもが悲しそうな声音でニャーニャー鳴きながら一人ひとりの子どものもとへ向かいます。猫役が1人の子どもの前で止まったら、その子は猫の頭をなでて「猫ちゃんかわいそうに」といいます。猫役の子は面白い顔をして相手の子を笑わせないといけません。その顔が面白くてつい笑ってしまったら、猫の勝ち。今度は笑わされた子が猫役になって、みんなの周りをまわって、ほかの子を笑わせます。
また、アイヤーラウフ、日本語で「卵走り」と呼ばれるスプーンレースも人気です。
ルールは日本と同じ、スプーンに乗せた卵を落とさないように慎重にゴールまでかけっこします。卵の代わりにジャガイモやピンポン玉でもOKです。卵やジャガイモなど身近にあるものを使っちゃうところに質実剛健の国ドイツっぽさを感じますね。

家族で外国の庭遊びを体験してみよう

日本と似ているものもあるけれど、少しずつ特色のある各国の子どもたちの庭遊び。それぞれの国の事情や文化を垣間見ることができて、なかなか楽しいですね。アウトドアの遊びはいろんな国で人気です。今度の週末は大人も一緒になって気持ちのいい庭で外国の遊びを楽しんでみませんか?

物置や作業場、自転車倉庫やレイキモッキなどに使えるフランス発のお庭に馴染む小屋型収納庫。
樹脂パネルの為、汚れたらカンタンに水洗いができるのは嬉しいポイント。