コラム

子どもと一緒にミニ温室を作って冬のガーデニングを楽しもう!

寒い冬、自宅に小さな温室を作って植物や野菜を育ててみませんか。温室は、植物が育つために太陽や適度な温度が必要なことなどを子どもが学べる場にもなります。子どもと一緒に作りたいミニ温室をご紹介します。

温室ってどんなもの?

冬は植物がうまく育ちにくく、管理が難しい季節。特に温暖な地域の植物は、さむ~い冬がとっても苦手! 霜や雪には太刀打ちできず、たちまち枯れてしまいます。そんなとき役に立つのが「温室」です。温室は気温や湿度を管理をすることができるため、冬の間も植物を栽培するのに最適な環境を整えることができます。また、病害虫や風雨から植物を守ることもできます。そんな不思議な「温室」に子どもたちは興味津々なはず。温室の中に手を入れると外の温度との違いに驚いたり、温室内の温度管理をしている様子を見て、なぜなのか自分なりに答えを見つけようとしたり。
植物の成長には太陽や湿度、気温といった要素が必要であるということを目で見て触って学べるよい学習アイテムにもなります。

温室で管理したほうがよい植物

温室での管理が必要な植物としてはランがよく知られています。そのほか、砂漠に生息するサボテンなどの多肉植物や、アンスリウムやコーヒーノキなど暖かい赤道に近い場所で育てられる植物も温室で育てるのに適しています。
暖かいところを好む植物といっても、種類によって、室温5度以上で管理すればよいもの、10度以上や20度以上で管理する必要があるものなどいろいろあります。まずは自宅にある植物の冬の育て方を確認しておきましょう。インターネットや図書館で子どもと一緒に調べれば、植物に興味を持つきっかけにもなりますよ。

自宅にミニ温室を作ってみよう!

温室には、室内用と屋外用の2種類があり、それぞれに暖房設備のあるものとないものがあります。育てている植物の種類や、冬の間のガーデニングプランを考えて最適なタイプを選びましょう。

屋外に温室をつくろう

庭の花壇や家庭菜園に温室を作れば、冬の間、野菜を収穫することもできます。
屋外でも簡易に設置できる折りたたみ式の温室なども販売されていますが、自宅のお庭にぴったりのサイズで作りたいなら、やっぱりDIYが一番! 木材や配管などに使われる塩ビパイプで花壇や畑の周囲に枠組みを作り、梱包用の緩衝材(エアークッション)や厚手の透明ビニールシートで周囲を覆うだけなので簡単です。温室内の温度の調整ができるように、上部に少しスペースを空けて側面を覆ってから、上部のシートを取り付けます。このとき上部のシートがサイドに垂れるように袖の部分をとっておき、開閉できるようにしておくとよいでしょう。前面は開閉でき、かつ外気が入り込まないよう、シートが重なる部分を広めに取って上部とサイドのみを固定します。下部は接着せずそのままにします。そうすれば、シートのすそをめくって中に出入りすることができます。さらに温度管理を行う場合には、温室用のヒーターを設置するとよいでしょう。

お手軽100均グッズでミニ温室

室内にちょっとした温室スペースを作るのもおすすめです。作り方は、お手持ちの棚、または100円ショップなどで売っているスチールラックや木製棚に、これも100円ショップなどで手に入る透明ビニール製のクロスを棚のサイズに合わせてカットしホチキスや接着剤で固定します。前面の開閉部はマジックテープで固定するようにしておくか、クリップなどで留めてもOKです。冬の寒い時期、温室内の温度が植物の生育に必要な温度よりも下がるような場合には、湯たんぽを入れるなどして調整するといいでしょう。これなら子どもと一緒に工作気分で作ることができますよ。

手作りの温室で冬のガーデニングを楽しもう

温室があれば、寒さに弱い植物でも育てることができ、暖かい季節にしか採れない野菜を作ることもできます。子どもたちに、温室での植物の育て方を体験させてあげるいい機会にもなります。温室作りから参加すれば、毎日の植物の変化がより身近に感じられるはずです。自宅にミニ温室を作って冬のガーデニングを楽しんでみませんか。

お子さんが小さい時には砂場として、大きくなったらガーデンボックスとして使用できます。
110cm角サイズなので、自作の温室の中に置きやすいサイズです。

▼姉妹店JUICY GARDENで販売中

工具レスで組立も簡単。温室兼リラックスルームとしてなど色々な用途で使用できるドーム型テントです。

▲はらっぱギャングオンラインショップはこちら