子どもたちと一緒に、庭で花や緑、野菜を育てるガーデニングを楽しむだけでなく、育てた植物を使って工作も楽しんでみてはいかがでしょうか? 実際に手を動かし、植物を使って何かを作り出す作業は、子どもたちの植物への興味をさらに引き出してくれるはずです。大人にとっても、そんな作業を通じて新たな発見がたくさんあるに違いありません。ぜひ、ガーデニングをしながら楽しめる工作にチャレンジしてみませんか?
葉っぱでカードを作ってみよう
葉っぱには、色や形が違うものがたくさんあります。そんな葉っぱを1枚使ったり、何枚か組み合わせたりして、メッセージカードを作ってみましょう。
厚手のしっかりした葉っぱに油性マジックでメッセージや絵を描いたり、シールを貼ったりして、自由にかわいらしく仕上げてみましょう。葉っぱの付け根部分にパンチで穴をあけ、リボンやひもを通したら完成です。まるで、森からのメッセージのように、紙にいろいろな葉っぱを貼りつけてもいいですね。誰からのどんなメッセージだろうかと、いろいろ想像を広げてみるのも楽しそうです。
ペットボトルで鉢を作ってみよう
空になったペットボトルを使って、鉢を作ってみましょう。
ペットボトルを用意したら、口部分は肩の部分からカッターやハサミで切り落とします。鉢底の部分に水切り用の穴を数か所開け、中に土を入れて、植物を植えれば完成です。また上の部分の側面に穴をあけて、吊るすひもを通せば、簡単なハンギングバスケットにもなります。鉢の中が見えるので水栽培のように根をに水中に浮かせたり、色のついた化粧砂で模様を作ったりするときれいです。2~3個のペットボトルを連結させるのもいいですね。中に植えこむ植物との相性を考えながら、いろいろなパターンを考えてみましょう。
花冠を作ってみよう
子どものころにシロツメクサで、花冠を作った思い出はありませんか? そんななつかしい昔の記憶をたどりながら、子どもたちに、花冠の作り方を教えてあげましょう。
花冠の本体を作る茎の長い花30本程度と、それに添える小さな花を用意します。これはシロツメクサでなくても大丈夫です。茎の長い花2本を束ねて持ち、それにもう1本茎の長い花を添えて茎の部分にくるっと巻き付けていきます。小さい花を添えながら、次の茎の長い花で巻き付けます。これを繰り返して長く編みこんでいき、ちょうどいいサイズになったら、輪にしてもう1本茎の長い花を全体に巻き付けて花冠の形に仕上げます。最後に茎の終わり部分を輪の中に差し込んだら完成です。
植物をもっと身近に感じよう
植物を使って工作することで、子どもたちにとって一層ガーデニングが身近なものになるでしょう。また植物への知識や理解を深めるいい機会にもなります。自然の仕組みや生活への関わり、自然の素材を使うアイデアや工夫の仕方など、親子でたくさん会話をしながら、楽しいひとときを過ごしてみませんか?