子どもが好きな定番の遊具といえばブランコ。子どもだけでなく大人でも、天気の良い日にブランコに揺られながらリラックスするというのもすてきですね。公園にあるイメージが強いブランコですが、思い切って自宅につくると、子どもも大人も楽しく過ごせるのではないでしょうか。今回は、我が家に欲しいブランコのDIYをご紹介します。専門的な知識がなくても、ブランコは意外と簡単に作れますよ。
ブランコの種類
もっとも簡単にブランコを作る方法は、すでにある樹木や建物を利用する方法です。
絵本やアニメでよく見かける木に吊るされたブランコは、比較的簡単に作ることができます。頑丈な木の枝に、ロープと台座をくくりつけるだけです。座る部分は木製の板が一般的ですが、古タイヤなどでも対応できます。しかし、このブランコの1番の問題は、自宅の敷地内に木がなければいけないということです。田舎暮らしならまだしも、住宅地や都心部ではなかなか難しいでしょう。
ほかには、建物の天井に直接吊るすタイプのブランコもあります。耐久性や安全性を考えれば、もっとも安全なものといえるでしょう。しかし、このブランコの場合には、建物の天井や柱に直接金具を取り付けるため、DIYとしてはハードルが高いです。建物に傷をつける可能性もあることから、賃貸では難しく、マイホームであってもなかなか気が進まない方法といえます。
簡単ブランコの材料、ソーホースブラケットってなに?
自宅にブランコに適した木がない、建物は傷つけたくないという方には、ブランコの土台からDIYする方法があります。今回は、ソーホースブラケットを利用したブランコの作り方をご紹介します。ソーホースブラケットを利用すれば、比較的簡単に土台からブランコをDIYできます。
ソーホース(Sawhorse)とは「馬脚」のことです。ソーホースブラケットは、馬脚をつくるための専用金具で、ホームセンターやネットショップなどで購入できます。この金具と木材を組み合わせることで、ブランコを作っていきます。ブランコの材料は以下の通りです。
- 木材
1200mm×4本
1800mm×1本 - ソーホースブラケット×1セット(2個入り)
- ブランコ(座る部分)、ロープ付き
店員さんにお願いすれば、木材をサイズ通りにカットしてくれるホームセンターもあるため、工作が苦手な方でも安心です。一度、店員さんに相談してみましょう。
ブランコをつくる
上記の材料を使用してブランコを作っていきます。このサイズのブランコは、小学校低学年くらいが使用対象です。大人の体重を支えることもできますので、無理な使い方をしなければ、安全に遊ぶことができます。基本的に、ブランコは野外での使用を想定していますが、サイズ的には室内に設置することも可能です。作業はいたってシンプル、次の3ステップで完成します。
ステップ1
まず、ソーホースブラケットに木材(1200mm×4)を差し込みます。あとは、ネジ止めをしてしっかりと固定します。これで支柱が完成です。この部分がブランコの土台の足になります。工作に慣れていない方でも、ここまでで10分くらいでできるでしょう。
ステップ2
次に、ソーホースブラケットのクリップ部に、横板となる木材(1800mm)を挟み込みます。これでブランコの土台が完成です。注意点として、支柱の足元に補強用の棒を入れてください。ブランコを使用中に支柱の足が閉じるのを防ぎます。また、ブランコの振動を抑えるため、支柱の足元に重りを置くのも忘れないでください。
ステップ3
最後に、横板の木材(1800mm)にブランコ(座る部分)を取り付けて、簡単ブランコのできあがりです。ブランコ(座る部分)は、ホームセンターやネットショップなど、比較的大きなお店ならどこでも手に入ります。プラスチック製のストッパーが付いているものなら、ロープの長さを調節するのも簡単です。
ブランコは簡単につくることが可能!
自宅に木がなくても、建物を傷つけなくても、自宅にスペースさえあればブランコをDIYすることができます。ネットショップをうまく使えば、自宅にいながら材料すべてそろえることもできるでしょう。ブランコの耐久性や安全性を十分に考慮しながら、ブランコをDIYしてみるのはいかがでしょうか。