楽しいクリスマスの飾り付け。もみの木を使った大きなクリスマスツリーのほかに、聖夜を盛り上げるクリスマスキャンドルスタンドを子どもと一緒に作ってみませんか? 今回は、針金を使ったワイヤークラフトで作るクリスマスツリー型のろうそく立てをご紹介します。
基本的なワイヤーテクニック
ワイヤークラフトは、材料のワイヤー(針金)と切ったり曲げたりするラジオペンチがあれば、すぐに始めることができます。工具のワイヤーとラジオペンチは、DIYショップや100円ショップなど手軽に購入することができます。曲線をつけたりねじったりといった細かい加工作業については、家にある鉛筆などを使って行うことができるため、ワイヤーとラジオペンチのほかに必要なものがほとんどないのもワイヤークラフトの魅力のひとつです。
それでは、本格的にキャンドルスタンドを作る前にワイヤークラフトの基本的なテクニックをマスターしましょう。
切る
ラジオペンチの刃を針金に垂直に立てて、刃の真ん中で切ります。切り口は、ラジオパンチで丸めるか、デザインキャップをかぶせます。
曲げる
ゆるやかな曲線や自由な曲線は、指を使って曲げていきます。棒や瓶、鉛筆などに巻きつけると、均等な大きさのキレイな曲線や円を作ることができます。直角や鋭角に曲げるときはラジオペンチを活用しましょう。
ねじる
2本以上のワイヤーをねじり合わせて、強度の強いモチーフを作ったり、色を合わせてカラフルにすることができます。たとえば、鉛筆にワイヤーを添えて2つに折り、コルク抜きの要領で鉛筆を回すと「ねじりワイヤー」が作れます。3本のカラーワイヤーを3つ編みにねじると色鮮やかな「3つ編みワイヤー」が作れます。
つなぐ
ワイヤーの先端にフック(カギ状)を作り、フックを連結させた後にラジオペンチで固定し接続する方法を「フックつなぎ」といいます。ワイヤーを重ねて細いワイヤーで巻きつける方法もあります。

カンタン!束ねて作れるクリスマスツリー
次にいよいよ本題のキャンドルスタンドの本体となるクリスマスツリーをワイヤークラフトで作っていきます。
クリスマスツリー型キャンドルスタンドの作り方
<道具>
ラジオペンチ
画用紙
ペン
<材料>
ワイヤー:ワイヤー径は好みのサイズを選びます。フレーム用の太めのワイヤーと、巻きつけ固定用の細いワイヤーの2種類を用意します。
ろうそく:アルミカップが付いたティーライトキャンドル。火が心配な方は、LEDティーライトキャンドルを使用するとよいでしょう。
<作り方>
- 画用紙にクリスマスツリーの縦半分のアウトライン(一筆書きの要領)を描いて型紙を作ります。ワイヤーの両端は、後で加工するので、まっすぐの部分を作ります。型紙の元絵は、子どもに描いてもらうとよいでしょう。
- 型紙にそって、ラジオペンチや指で針金を曲げます。
- 「2」のモチーフを4~6本ぐらい作ります。
- 「3」で作ったモチーフを集めて、上と下の直線部分を束ね、細いワイヤーで巻いてまとめていきます。
- 土台は、ツリーの根本の先をくるりと丸めて安定して立つような形状にするか、粘土で固めます。
- 次に蚊取り線香のような渦巻きろうそく台を作り、その上にツリーを乗せて中心に固定させます。
- ティーライトキャンドルを「6」の上にのせていきます。
- ろうそくに注意しながら、飾り付けを楽しみましょう。
ゆらゆらとゆらぐ炎で、思い出に残るクリスマス

子どもと一緒に作った手作りクリスマスろうそく立て。ワイヤークラフトは子どもにとっても珍しい手作り体験になるはずです。クリスマスケーキやごちそうとともにテーブルに並べて飾ってみてはいかがでしょうか? 玄関に飾ったり、庭の木に吊るしてもクリスマスの雰囲気が出せます。今年のクリスマスは、きっと思い出に残る一夜になることでしょう。