コラム

意外に強い初夏の紫外線!夕方からの外遊びがおすすめな理由

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初夏はさわやかで過ごしやすく、外遊びが楽しいシーズンです。子どもたちに思いきり外遊びを楽しませてあげたいところですが、気になるのが紫外線の量。初夏の紫外線は、想像以上に強力です。そこでおすすめなのが、日差しが弱くなる夕方からの外遊び。今回は、初夏の紫外線の子どもへの影響と、夕方からの外遊びをおすすめする理由についてご紹介します。

想像以上に強力な初夏の紫外線

夏の時期は一年で最も紫外線量が多く、日焼けの原因となるUV-Bと紅斑性紫外線がピークとなります。ですが、注意したいのは春先から急増するUV-A領域の紫外線で、5月にはピークに達し真夏と同量になるのです。

UV-Aは上空のオゾン層に吸収されないため、UV-Bの10倍以上の量が降り注ぎます。また、UV-Bや紅斑性紫外線は日傘や帽子で防御できますが、雲や窓ガラスを通過するUV-Aは肌の奥までダメージを与えます。人は外遊びや屋外活動の多い18歳までに、生涯の半分の量の紫外線を浴びるといわれています。やはり、紫外線量の多い初夏から夏の時期の外遊びには配慮が必要です。

紫外線の身体への働きとその影響

紫外線は体内でビタミンDを生成し、カルシウムの合成を促すことから、歯や骨を丈夫にします。しかし、最近の研究では、食物からもビタミンDを摂取できることがわかっています。さらに、子どもの皮膚は大人の半分の厚さしかないことを考えると、やはり紫外線のメリットよりデメリットのほうが気になります。

夕方からの外遊びがおすすめな理由

紫外線の影響は気になりますが、子どもたちは外遊びが大好きですし、外遊びから学ぶものが多くあるのも事実です。それならば、できるだけ紫外線量の少ない時間帯に遊ばせてあげるようにしましょう。

時間帯別の統計によると、10時から14時のあいだに1日の紫外線量の約60%が集中しています。また、太陽が高い時間には公園の遊具が熱を帯びていて、知らずに触れるとやけどをする恐れがありますし、日陰が少ないために熱中症になる心配もあります。外遊びを楽しむなら、紫外線量の少ない夕方の時間帯がおすすめです。

夕方の時間帯を利用して上手に外遊び
初夏から急激に増える紫外線。必要以上に神経質になる必要はありませんが、できることなら強烈な紫外線は避けたいものです。紫外線量の少ない夕方の時間帯を上手に利用して、子どもたちにのびのびと外遊びをさせてあげましょう。たくさん遊ぶことができれば、夜はぐっすりと眠れるはず。もしかしたら、夢でも楽しい外遊びの続きをしているかもしれません。

 

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